曇り空と光と安堵

主にゲーム中心の雑記&日常 (ものによっては攻略も)

藤子・F・不二雄ミュージアム

先週、日本人なら知らない人はまずいないであろう国民的漫画・アニメ作品「ドラえもん」の生みの親である藤子・F・不二雄氏のミュージアムへ行ってきた。

 

行こうと思ったきっかけは偶然が重なったもので、今年の1月の終わり頃からドラえもんを見始めていたことに加え、ある日用事でよく通っていた道で運悪く事故通行止めで迂回を余儀なくされた際に通りがかった道に偶然その作者のミュージアムがあったのを見かけて初めてその存在を知ったことで、何かの縁みたいなものを感じて「ドラえもんをよく見ている身としては一度足を運んでみたい」という気持ちに駆られ、実際に行ってみることになった。

 

川崎某所にあるこのミュージアム、場所が用水に沿った道路の途中に建っており、一般客用の駐車場(例外として身体に障碍を持つ方のみ事前連絡することで利用可能な模様)はないので、来場する際は最寄りの駅(と言ってもどこも歩いて15分以上かかるが)から徒歩で行くか、登戸駅から出ているミュージアム行きのシャトルバス(直行便)に乗っていくことになる。

住宅街の中に建っているし、道路も用水に沿っている関係か狭いので車での来場が出来てしまうと渋滞等で近隣住民に迷惑がかかる可能性が高いことを考えるといた仕方ないところではある。

 

ジブリ博物館等と同じく完全予約制故に1週間ほど前に前売り券を購入し、当日の朝出発。南武線から登戸駅で下車。そのまま歩いて行っても良かったのだが、せっかくなので行きくらいはシャトルバスを利用してみることにした。

改札口付近に案内も出ているので迷う心配もほぼ無し。

つり革やボタンにもドラえもん。かわいい

客も家族連れとカップルが非常に多く、ドラえもん(藤子F先生の作品)がいかに人気かが伺える。はしゃぐ子供達もたくさんいて賑やかな車内に揺られつつ現地に到着。

 

今回乗ったシャトルバス。何でも4種類あるらしい。

 

チケットを用意して早速中へ。展示室や一部の場所は撮影禁止なので、スマホ等は極力手にせずじっくりと鑑賞。今以上にふくよかな初期の頃のドラえもん(まるで信楽焼のたn・・ry)や漫画で出来るまでの工程を見たり、藤子F先生が愛用していた仕事道具・海外に行ってた頃の写真・年代ごとのドラえもんや藤子F先生が出されていた作品の数々を年表を辿りながらじっくりと鑑賞。

思った以上に見入ってしまい、最初の展示室だけで1時間以上・展示スペースを抜ける頃には13時前辺りまで時間が経っていた。

木こりの泉で一躍人気が出てしまった綺麗なジャイアン。レバーを上げ下げすることで出現し、最後は自動的に泡を吹きながら沈んでいく。私的にも木こりの泉の話は好きな話の一つで、綺麗なジャイアン以上に精霊型ロボットが良いキャラしてた(笑)

 

さすがに1時間以上じっくり鑑賞していると少し目も疲れてくるもので、途中のベンチで小休憩しながら展示室を抜け、カフェで食事をしていくことに(このカフェも来場客のみ利用可)

皆利用しないはずがないわけで(というよりここくらいしか飲食出来る場所がない)最初整理券を発行しに行った時は40分待ちとなっていた。近くのガーデンで少し歩き回りつつ待つことに。

 

お馴染みどこでもドアに「ドラえもん のび太の恐竜」に出てきた首長竜ピー助に乗るのび太ドラえもん

これまたお馴染みの空き地にあった土管とドラえもん。ここで記念撮影する人も多く、軽い行列も出てきていた。土管の上は結構高い。

 

カフェが空きそうな20分くらい前からカフェ前のベンチで待ち。回転率がとても良いらしく、順番が回って来るペースが早い。おかげでさほど待ち時間に苦を感じることもなく入ることが出来た。

 

限定メニューはどれも一度は食べてみたいものばかりだったが、私のチョイスはドラえもんドリンクにドラえもんの頭を模したもんじゃ風カレー「ドラもんじゃカレー」(なんとドラえもんの頭囲と同じ129.3㎝(円周)のお皿で提供!)。

本来なら行列が出来てて待ち時間が長い場所は大抵避けるのだが、こういう所だけは別。入館客以外は利用出来ないのだから利用しないわけには行かないのだ。

 

青白いボディが特徴のドラえもんをイメージしてオリジナルドリンク。見ればわかる通りかなり大きめ(お冷用にコップと比べても一目瞭然)

これがドラえもんを模したドラもんじゃカレー。もんじゃ焼きのようにヘラですくいながら食べる。サイズからも想像付く通り当然ながら一人前の量ではない(なんと2,3人前

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ガキ大将剛田武ことジャイアンの大好物かつ丼の頂くことに。映画「ドラえもん のび太の日本誕生」に出てきた大根皿をイメージした皿に盛られて運ばれてきた。お新香とみそ汁付き。アニメや漫画等のコラボメニューは味が大したことないケースも少なくないので、正直あまり期待していなかったのだが、これが予想に反して美味しい!とんかつがサクサクしていて解き卵にもしっかりと味が染みこんでいる。下手な飲食店で出されるかつ丼よりずっと美味しい。味の方にも決して手を抜いていないことが伺える味でした。

 

画像見て「ちょっと食べ過ぎじゃないか?」と思われることと思う。実際食べ過ぎた・・残すのはいくら何でも店側に大変失礼だと思い、全て完食した。当然店を出る頃にはお腹がパンパン。ドラもんじゃの大きさに惹かれてしまったのと、かつ丼はどうしても注文してみたかったという思いと、2度目以降来る機会はないかもしれないことを思うとつい注文してしまった。正直ドラもんじゃは見送って、せめてかつ丼・ドリンク・デザートメニューにしておいた方が良かったかもしれないと少々後悔。

 

膨れ上がった胃を少しでも消化するためにガーデンや館内を歩き回りつつミニシアターを鑑賞&おやつ類を売っているギフトコーナーの藤子屋とミュージアムショップでお土産を購入して館内を後にした。

どら焼き食べながら漫画読んでるドラちゃんが目印の漫画コーナーではドラえもんを始めとして藤子F先生の漫画本を読むことが出来る。時間に余裕があれば色々読んでみるのもあり。それにしてもこのドラちゃんかわいい~

 

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ガーデンの敷地内にはドラミちゃんやコロ助・おばQの姿が。キテレツやチンプイは当時テレビで何度か放送してたから覚えてる。

 

おやつのお土産。他にも辛口セリフカード付きのスナックやラムネも購入。お土産の例に洩れず値段は少々高め。それでもどら焼きは本当に美味しいのでおすすめ。ドラえもんの大好物として有名などら焼き、何でも藤子F先生自身の好物でもあったそうな。

 

ミュージアムショップでも色々買ってきた。ぬいぐるみストラップの片方を姉に、スプーンは甥っ子に、マグカップは両親と姉に好きなものを選んでもらい、私はあまりものを使う形に。マグカップは意外にもおばQが人気あった。私はドラミちゃんのストラップとコロ助のカフェカップを使うことになった。

 

思った以上に楽しい場所だった。本来なら2,3時間ほどで退館する予定だったのが気づいたら5時頃まで居座ってしまっていた(11時頃来場)藤子F先生が子供達への愛に満ち溢れていた方であったことも想像出来た。

完全予約制のミュージアムと聞くと、館内スタッフ達は結構厳格でちょっと怖そうなイメージを持っていたのだが、ここの館内スタッフの皆様はバスの運転手や警備員の方達も含めて大変人当たりがよく、対応も非常に丁寧で好感の持てる方達だったのも良かった点(幼い子供達も多数来るところだし)完全予約制故に混雑こそするものの、GWやお盆の観光地や行楽地みたいにウンザリするような人混みになったりもしないのも良かった。

ドラえもん好きや藤子F不二雄作品好きな方だったらきっと楽しめる場所だと思うので、興味あれば一度足を運んでみるのもおすすめ。

 

帰りはあえて駅まで徒歩で行き、登戸駅の駅メロを聴いてその場を後にした。カフェで食べ過ぎた代償からこの日は夕食は食べれなかった。やはり食べ過ぎにはくれぐれも気を付けた方がいいと思う一日でもあった。