曇り空と光と安堵

主にゲーム中心の雑記&日常 (ものによっては攻略も)

バイオRE3記事 打ち切り

覇王伝以外にもプレイしているゲームの記事でもと思い、バイオRE3の記事も書いていたのだが、正直もう書く気持ちが全くと言っていいほど沸いてこなくなってしまった。

私的にバイオRE3があまりにも底が浅すぎて遊ぶところまで遊ぶと繰り返し遊びたいと感じる作品じゃなかったのが一番大きい。

 

バイオRE3自体はトロフィーコンプ・特典一切未使用でインフェルノSランククリアをプレイ動画に収めるところまでは遊んだので、やり込んでいるうちはそれなりに楽しんでいた。

しかし、遊べば遊ぶほど不満点ばかりが出てきてしまっていた。

 

・前作のRE2と代わり映えしない舞台・クリーチャー(出てくるゾンビの種類が前作RE2とまんま使いまわし)

 

・謎解き要素や探索要素の乏しさ(全くないわけでもないが、本当にちょっとだけ)

 

・舞台がラクーンシティ市街と広大な割にゲーム中で動けるのはほぼ一本道・広くない屋内・不自然なくらい動ける範囲が狭いエリア&マップ

 

・旧バイオ3からオミットされてしまった要素の多さ(後述の除外されたクリーチャー・舞台・オマケゲームのマーセナリーズ

 

・オミットされてしまったクリーチャーの中でも特に特徴的だったグレイブティガーの削除(これが出てこないのは心底残念に思った)

 

・オミットされたor背景だけの登場となってしまった市庁舎・ダウンタウン・時計塔・ラクーン公園等。中でも時計塔を探索エリアから除外したことへの不満は大きい。

 

・オミットされたクリーチャー&舞台の穴埋めが前作RE2のものを使いまわしたような新鮮味のなさ(新たに追加された舞台のうち2か所が下水道・研究所とRE2と似たような場所&クリーチャーも前作のリッカーとペイルヘッドをまんま使いまわし)

 

・周回プレイ考慮しているように見えてその割には煩わしさばかりが残る強制歩かせ&ノロノロ走り&スキップ不可イベント(オープニング序盤・タイレル関連イベント等)

 

・ある程度自然なストーリーになったと同時にプレイヤーの努力を踏みにじるような展開続き(ストーリー中での苦労も殆どが無駄に終わる)

 

・好感が持てない新キャラ「ナサニエル・バード」(看護婦を「患者のクソの始末をするのが仕事」と吐き捨てる・自己保身ばかり・ラクーン病院の医師達の活躍をなかったことにしたワクチン開発者設定)

 

・主人公ジルのいい加減な人外設定(5階建ての駐車場屋上から乗用車で正面から落下する・ビルの屋上から飛び降りる・足元でロケット弾の爆風に吹っ飛ばれる等されても何事もなく無傷でその後動く等)

 

・全体的に不意打ち狙いの敵配置・敵の攻撃力インフレ化(いうまでもなくインフェルノが顕著)

 

・これまた煩わしさが大きいQTEイベント(入力自体は単純なのが救い)

 

・プレイヤーの動きを阻害・怯みモーションの無敵時間削除による理不尽なハメ(追跡者が筆頭)

 

・ゾンビの噛み付きにボタンやレバガチャで振りほどかないと追加ダメ―ジを受ける要素追加(一応オプションでボタン押っぱなしでも出来るようになるのだが・・)

 

・ゾンビの噛み付き以外に対応していないボタン押しっぱなしガチャ(咆哮や仰け反りの怯みの復帰には対応していない=結局ボタン・レバガチャしないといけない)

 

・ネメシスこと追跡者の緊急回避前提の攻撃モーション・攻撃手段(上記の怯み無敵時間撤去されたせいでハメ殺しコンボも多数)

 

・ジル(スターズメンバー)の抹殺を目的としている割にはなぜか真っ先にジルよりも第3者を先に手にかける不自然さ(生き残りの市民&タイレル等)

 

・ボス戦の難易度を上げるためだけに用意されたとしか思えない追跡者第2形態2回戦目(処理場)で沸いてくるゾンビ&ペイルヘッド(当然プレイヤーしか狙ってこない)

 

・上記の沸いてくるゾンビを「雑魚が出てきた」の一言で片づけるカルロス(ゾンビが出てくることに少しの違和感も感じていないのが×)

 

・緊急回避大前提&特定アイテム無しでは被弾=ゲームオーバーのラスボス戦(殆ど緊急回避使用強要&嫌らしいフェイント付き&事故狙いの搦め手「咆哮」・「弱点コア破壊時の酸飛ばし」・スキップ不可のレールガン展開シーン)

 

・プレイヤーへの嫌がらせにも見えるニコライの行動(ワクチンを返して欲しければ戦って戦闘データを取得させろ→ワクチンは金になるからやっぱり返さない→(逃げる寸前で)ワクチンを返すと見せかけて目の前で壊す(お金が好きなんじゃなかったのか?) ワクチンをわざわざ最後の方で壊す理由がない)

 

・ジルの新コスチュームが良くも悪くも無難なデザイン(ゲーム中のアクション考慮で自然なデザインではあるものの、悪い意味で普通過ぎるデザイン)

 

・コスチュームチェンジ出来る衣装がたったの2種類(しかもそのうち1つは初回特典or有料コンテンツ) ジルの旧コスが何故かスカートからスパッツに変えられている(旧バイオ3ではブティックで豊富なコスチュームチェンジが出来たのも大きな魅力の一つだったのでこの点は非常に大きな不満点)

 

 

他にも挙げればいくらでも出てくるが、とにかく遊んでて楽しいと感じられなくなってきたのと、上記のような有様とあまりにも早く攻略され尽されたこともあり、もう攻略・ブログの話題にする価値があるとも思えなくなってきてしまい、半ばここで打ち切ることにした。

 

ブラッドやタイレルのキャラ改変・ショットガンの上方修正・武器&カスタムパーツの豊富さ・旧3のBGMのアレンジバージョンも収録されている等良いと感じた面もあるものの、上記の不満点が圧倒的に強くてもう当分はプレイすることはないだろうと思う。

特に周回プレイの際に煩わしい要素として謎解きや探索要素を削った割りにはプロローグ&オープニングの無駄な強制歩かせ・スキップ不可の会話(冒頭&ダリオとの会話イベント)これまた無駄なQTE(最初の追跡者はスティックの調子が悪いと最悪詰む可能性がある)タイレル絡みのイベントでの強制歩かせ&スキップ不可の会話・そしてスタッフの個人的なフェチに付き合わされている感すらある「ドレインディモス」の強制パラサイトイベント(しかも公式でゲロ吐き回数を集計している悪ノリっぷり)で道中自体は短いはずなのに無駄に長く感じてしまう。

 

ストーリー脚本もひどいもので、生き残った市民達を安全な場所まで送り届けるために地下鉄車両を動かすために上記の強制パラサイト・文字通り「クソみたいな状況」の下水道に逃げ込むハメになる・そして追跡者の執拗な襲撃(もはや追跡というより襲撃・奇襲)に晒されながらようやく列車を動かすことが出来てこれで一安心・・と行くわけもなく、生き残った市民達はあっさりと追跡者に皆殺しにされる&ミハイルも即退場の如くすぐに自爆して退場。

街を救うためのワクチンを手に入れるためにナサニエルバードを保護と称してひっ捕まえようとするも、出し抜かれて殺害される。

タイレルが必死に政府を説得して猶予を得たのにそのタイレルは追跡者に殺されあっけなく退場&研究所での奮闘の末にようやくワクチンを作りだしたのにあっさりニコライに奪われた挙句追跡者と2度も強制的に戦わされる&死闘の末にニコライに追いつくも目の前で嫌がらせの如くワクチンを破壊されて今までの苦労が全て無に帰る。

 

こちらの苦労がまるで報われないような展開続きだし、ニコライも最後は捨て置かれてそのまま終わりというその後の描写がないまま終わってしまうため、生死不明・気持ちがすっきりするような展開もないままあっけなく終わってしまう。

クリアした後に感じる解放的な気分に浸れるようなゲームでもなかったのも繰り返しプレイする気が起きない点。

 

ショップアイテムも最初は何を購入するか選ぶ楽しみがあったものの、所詮はクリア特典だからどれも普通にプレイするには使用を躊躇するようなものばかりで、マーセやRE2にもあったようなミニゲーム(まぁ私自身マーセ苦手だが)もないので、やることやってしまったらもうプレイする意欲は急速になくなった。

 

バイオRE3には同時にバイオハザードレジスタンスというオンライン専用のゲームも抱き合わせで収録されているのだが、私が求めているようなバイオハザードというゲームではない内容だったのと、ソロ用モードがない点(そもそもバイオRE3自体がレジスタンスのキャンペーンモード=シングルプレイモードという位置づけなのだそう)で遊ぶ気にはなれず、全く手つかずの状態。

今後もレジスタンスをプレイする予定は全くない(そもそもプレイする暇もない)ので、これ以上の言及は控えることにする。

 

バイオRE3自体は決して駄作と言えるほど酷いゲームというわけではないが、少なくとも良作と呼べるほどの作品でもないということは確実に言える。某カタログサイトでも恐らく良作判定は貰えないだろう(せいぜい判定無しか賛否両論判定ではないかと予想)

私としても底の浅い・ガッカリなゲームという印象が強く残ってしまう作品となってしまったことはバイオシリーズ好きとして非常に残念に思う。